今回は、
- 馬券の種類について知りたい
- どの馬券を購入するのが良いのか知りたい
- 予想を馬券に結び付けるテクニックが知りたい
という方向けに、
馬券の種類とそれぞれの特徴、さらに基本的な馬券購入のテクニックについて解説。
予想を馬券的中や回収率に結び付けていく馬券の買い方について紹介いたします。
この記事を書いた人
- 競馬歴25年
- 競馬予想を中心としたブログを運営中
- 2020年の回収率は120%
目次
馬券の種類
今回はJRAで発売されている「単勝」「複勝」「馬連」「枠連」「ワイド」「馬単」「3連複」「3連単」「WIN5」の9種類について、それぞれの券種の特徴や払戻率を解説していきます。
払戻率とは
払戻率とは、それぞれの券種の売上に対して何%が払戻に当てられるかを表している数値です。
払戻率が高いほど配当が多くなる(=オッズが高くなる)ので、払戻率が高い券種ほど「お得な馬券」ということになります。
単勝
難易度:
配当 :
払戻率:80%
単勝は、選んだ馬が「1着」になれば当たりの馬券です。
最もシンプルな馬券で、払戻率も80%と馬券の中で最も高く、比較的的中させやすいので初心者も方にもおすすめです。
また、予想とは別に応援している馬やお目当ての馬を買う、いわゆる「記念馬券」は単勝を100円購入することが多いです。
複勝
難易度:
配当 :
払戻率:80%
複勝は、選んだ馬が「3着以内」になれば当たりの馬券です。
ただし例外があり、レースの出走頭数が5~7頭の場合は的中条件が「2着以内」に変わります。出走頭数が4頭以下の場合は発売がありません。
配当は低めですが、最も当てやすい馬券で、払戻率も単勝同様に80%と最も高く設定されているので、初心者の方や堅く勝負したい場合におすすめです。
馬連
難易度:
配当 :
払戻率:77.5%
馬連は、2頭の馬を選び、選んだ2頭が「1着と2着」になれば当たりの馬券です。
選んだ2頭が共に1、2着になる必要があるので難易度が上がりますが、その分配当も上がります。
馬連は、2頭以上を選ぶ「連勝式」馬券の基本となる馬券種です。
予想にある程度慣れてきたら、まず「馬連を当てる」という基準で予想をしていくと他の券種を買う場合に派生がしやすいです。
枠連
難易度:
配当 :
払戻率:77.5%
枠連は、2つの枠を選び、選んだ2つ枠番の馬が「1着と2着」になれば当たりの馬券です。
枠連は基本的に出走頭数が9頭以上の場合に発売されます。
馬連を購入しようとしたときに、購入する馬と同枠に気になる馬がいるが点数は増やしたくない、という場合に馬連を枠連に変更して買うといった使い方がおすすめです。
ワイド
難易度:
配当 :
払戻率:77.5%
ワイドは、2頭の馬を選び、選んだ2頭が「1着と2着、1着と3着、2着と3着」のいずれかの組み合わせになれば当たりの馬券です。
つまり3着までOKな馬連ということになります。
こちらも比較的当てやすく、初心者にもおすすめの馬券です。
馬連を買いたいが少し信頼度が低いという場合にワイドにする、穴馬を狙いたいが馬連だと少し厳しそうという場合にワイドで狙ってみる、といった使い方がおすすめです。
馬単
難易度:
配当 :
払戻率:75%
馬単は、2頭の馬の着順を指定し、2頭が「選んだ着順通りに1着と2着」になれば当たりの馬券です。
簡単に言うと着順固定の馬連です。
着順を固定しなければならない分難易度は上がりますが、その分配当も上がります。
また馬単の特徴として、人気が低いほうの馬が先着した場合は、人気が高い馬が先着した場合に比べ配当が大きく上がります。
なので、馬連を購入しようとしたときに人気の低いほうが先着する可能性が十分にあると判断した場合に、馬単で購入して高配当を狙うといった方法があります。
また、1着になる馬が確信できるといった場合には、1着固定で馬単を買うことで馬連よりも大きな配当を狙うことができます。
3連複
難易度:
配当 :
払戻率:75%
3連複は、3頭の馬を選び、選んだ3頭が「1着と2着と3着」になれば当たりの馬券です。
選ぶ頭数が3頭になるため難易度は大きく上がりますが、その分配当も上がります。
3着までと範囲が広がることで、当然ながら穴馬が入ってくる可能性も高まります。
馬連では堅そうだが、3着には穴馬がくるかもといった時に3連複にして高配当を狙ってみるというのもありです。
また、馬連で買う予定だった目から3連複に派生することで、結果的に馬連の目が3着までに入ればよくなるので、ワイドで買うのと同じような保険的な買い方にもなりつつ、大きめの配当も狙える形になったりもします。
<例>
- ◎〇の馬連 → 1、2着に入らなければハズレ
- ◎〇から▲△に3連複流し → ◎〇が2、3着でも、▲か△が1着なら当たり=結果的にワイド購入と同じ形で配当が高くなる可能性がある
3連単
難易度:
配当 :
払戻率:72.5%
3連単は、3頭の馬の着順を指定し、3頭が「選んだ着順通りに1着と2着と3着」になれば当たりの馬券です。
簡単に言うと着順固定の3連複です。
1レースの馬券としては最も難易度が高く、高配当が期待できる馬券です。
魅力的な馬券ではありますが、可能性がある馬を端から買っていくと、とにかく点数が多くなってしまうため注意が必要です。
この後に説明する馬券のテクニックで、いくらか効率的に購入する方法は説明しますが、基本的にはハイリスクハイリターンな馬券です。
狙い方としては馬単同様に、人気薄の馬が先着しそうな場合や、1着または1、2着が堅いと見た場合に着固定で購入し、3連複よりも大きな配当を狙うといった買い方になります。
WIN5
難易度:
配当 :
払戻率:70%
WIN5はこれまで説明した馬券とは異なる特殊な馬券で、同じ日に行われる「JRAが指定した5レース全てで1着を的中」した場合に当たりとなる馬券です。
難易度はいう間でもなく非常に高く、どれくらいかというと「稀に億単位の払い戻しが発生する」くらいには高い難易度です。
単勝予想には自信があるぞ!という方は挑戦してみると良いかもしれません。あっと驚く配当を手にできるかも。
基本的な馬券のテクニック
馬券の購入は予想で印をつけた馬をやみくもに買うのではなく、出走馬の能力の差などに応じて適切な買い方をすることで、より良い結果を生み出すことができます。
ここでは基本的な馬券購入のテクニックと、どういう状況でその買い方をするのかというところを紹介します。
ボックス買い
ボックス買いとは選んだ馬同士の全ての組み合わせを購入する買い方です。
選んだ馬全ての組み合わせを購入するため点数は多くなりますが、当たりやすい買い方です。
また、穴馬同士の組み合わせで的中した場合に大きな配当を取ることができる可能性があります。
逆に人気馬同士の組み合わせになってしまうと、購入金額よりも払戻金が少ない(通称:トリガミ)場合もあるので一長一短です。
こういう時におすすめ
- 予想した馬の実力が拮抗しており、どの馬が来てもおかしくないと判断した時
(◎○▲△をボックスで買う)
<ボックス買い時の各券種での選んだ頭数ごとの点数>
選んだ頭数 | 2頭 | 3頭 | 4頭 | 5頭 | 6頭 | 7頭 | 8頭 | 9頭 | 10頭 |
馬連・ワイド・枠連 | 1 | 3 | 6 | 10 | 15 | 21 | 28 | 36 | 45 |
馬単 | 2 | 6 | 12 | 20 | 30 | 42 | 56 | 72 | 90 |
3連複 | - | 1 | 4 | 10 | 20 | 35 | 56 | 84 | 120 |
3連単 | - | 6 | 24 | 60 | 120 | 210 | 336 | 504 | 720 |
流し買い
流し買いとは1頭もしくは2頭の軸馬から、相手候補となる馬の組み合わせを購入する買い方です。
軸馬を決めて相手候補の頭数分のみ購入するため、点数が比較的少なく済むのが利点です。
こういう時におすすめ
- ◎の馬の信頼度が非常に高く、馬券に絡む可能性がとても高いと予想している時
(◎-○▲△と流しで買う) - 期待できる穴馬を軸にして高配当を狙う時
(△-◎○▲と流しで買う)
3連複、3連単を1頭軸流しで買う場合は、軸馬+相手候補の組み合わせを全て買うようになります。
馬単、3連単はさらに着順の組み合わせも指定します。
全ての着順の組み合わせを買いたい場合は「マルチ」にチェックを入れます。
<流し買い時の各券種での選んだ頭数ごとの点数>
相手に選んだ頭数 | 1頭 | 2頭 | 3頭 | 4頭 | 5頭 | 6頭 | 7頭 | 8頭 | 9頭 | 10頭 |
馬連・枠連・ワイド・馬単 3連複2頭軸・3連単2頭軸 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
馬単マルチ | 2 | 4 | 6 | 8 | 10 | 12 | 14 | 16 | 18 | 20 |
3連複1頭軸 | - | 1 | 3 | 6 | 10 | 15 | 21 | 28 | 36 | 45 |
3連単1頭軸 | - | 2 | 6 | 12 | 20 | 30 | 42 | 56 | 72 | 90 |
3連単1頭軸マルチ | - | 6 | 18 | 36 | 60 | 90 | 126 | 168 | 216 | 270 |
3連単2頭軸マルチ | 6 | 12 | 18 | 24 | 30 | 36 | 42 | 48 | 54 | 60 |
フォーメーション買い
フォーメーションは主に3連単、3連複を買う場合に使用します。
1着、2着、3着にそれぞれ候補馬を指定して購入できるので、流しやボックスで買うよりも細かく点数を調整できるため、特に3連単を買う場合におすすめです。
3連複の場合は、着順は順不同で問題ありません。
馬連や馬単でも複数頭の軸から流し買いする場合などは便利です。
こういう時におすすめ
- 3連単1着流しの2着の頭数を調整したい時
(◎-○▲-△△△△など) - 3連単、3連複でボックスと流しを組み合わせて買いたい時
(◎○▲-◎○▲-◎○▲△△△など) - 馬連や馬単で複数頭の軸から流す時
(◎○-◎○▲△など)
フォーメーションの購入点数を確認する時はJRA公式ページの「フォーメーション組合せ数計算」が便利です。
まとめ
今回は馬券の種類と基本的な馬券のテクニックについて紹介しました。
馬券には「単勝」「複勝」「馬連」「枠連」「ワイド」「馬単」「三連複」「三連単」「WIN5」の9種類の券種があり、それぞれの特徴や払戻率を解説し、どういった場面で購入すると良いかを紹介しました。
また、馬券の基本的なテクニックとして「ボックス買い」「流し買い」「フォーメーション買い」について、どういう予想の時に使うと良いかや、購入点数の確認方法について紹介しました。
今回は初歩的な内容でしたが、皆さんがこれから競馬を楽しむうえで少しでもお役に立てていれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
「にわとりちきんのブログ」ではTwitterで最新記事の投稿、更新などのお知らせをしております。
次回も読んでいただけるという方は、是非Twitterのフォローよろしくお願いいたします!
それでは、また!
この記事を読んだ人にはこちらの記事もおすすめ
【競馬予想の仕方】初心者~中級者まで必見!基本的な5つの手順で予想をする方法
【競馬予想】芝コースの開催中の馬場状態の変化と枠番・脚質による有利不利について
参加中ブログランキング
下のリンクをクリックして頂けると励みになります!
ランキングではいろいろな方の予想や競馬の知識も見ることができます。
応援よろしくお願いします!
にわとりちきん(当ブログ管理人)